セールス☆ウォーズ~弱虫営業マンの21年戦争

このブログはある企業に勤めるサラリーマンの記録である。社内において全く無名の中年営業マンが、残りのサラリーマン人生を営業に懸けた、血と汗と涙ににじむ日々を余すところなくブログ化したものである。

後輩の指導

後輩の指導について。

会社は運動会系である。
先輩のやり方を盗んだり自助努力により仕事を身に付ける古い社風だ。
しかし、今の時代には通用しない。
我々の世代は先輩に少し教えてもらって、あとは勘を頼りにしつつ、失敗を繰り返して今がある。

今会社に入ってくる若者は良い大学を出て、マニュアルを元に仕事を進めるが、失敗を極端に嫌う。
失敗をするくらいならその仕事を受けたくない。
彼らが悪い訳ではない。
教育がそうしたのだ。
しかし、上の方々は後輩や新人が育たない全ての原因を我々中堅層、ベテラン層の責任にして、根本はわかっていない。

ベテラン層が誰かに細かく指導を受けた訳ではなく、前述の自助努力により身に付け、ピンチを冷や汗をかいて切り抜けて来た。
しかしそれではダメだろうとそのベテラン層に指導を頼る会社。
また、指導と同行を期待する後輩、新人達。

無論、我々の責任において指導も教育も必要だが、本来の仕事はその後に残る。
指導、教育、仕事の手伝いをしたあと、ようやく自分の仕事をする。
自分より遅く来て、仕事のノウハウを教わり、手伝いをしてもらい、自分より早く帰っていく後輩達。
どこか矛盾を感じざるを得ない。