セールス☆ウォーズ~弱虫営業マンの21年戦争

このブログはある企業に勤めるサラリーマンの記録である。社内において全く無名の中年営業マンが、残りのサラリーマン人生を営業に懸けた、血と汗と涙ににじむ日々を余すところなくブログ化したものである。

仕事納めとパレートの法則

2021年もあと二日。

我が社は昨日が仕事納めで16時から大掃除をしましたが、私のチームの二年目の女が、「課長に事務処理である請求を先にやれと言われたので後から掃除します。」と言ってきた。

仕事でも掃除でも「パレートの法則」が当てはまる。
いわゆる働きアリの法則で2割が良く働き、6割が普通に働き、2割はサボる。

私は「エエよ」とだけ答え、自分が受け持つ部屋の掃除を始めた。
後からチームの若手男子もやって来て、一緒に掃除をしていると、若手男子より「二年目の女が課長から請求やれと言われてやっているようですが、先週皆残ってやっている時に自分だけ先に帰った結果がこういう事になっているんだと言っときました。」
そして他の先輩から「おい二年目の女、何してるんや?」と注意されていたとの事。
二年目の女は「課長に言われて請求やっているんです!」と言い返していたとの事であり、万事が人の責任にしている発言に終始していた状況を私に報告していました。

私はこの時にパレートの法則の話をし、掃除を続けていると、二年目の女がようやくやって来て、「課長が先に掃除しろと言ってきたので来ました。どこを掃除したら良いですか?」と言ってきたので私は指示し、その掃除の仕事ぶりを観察しました。

すると、なぜか片手にスマホを持ち、片手に雑巾を持ち、しゃがんで低い場所である棚を拭いている風にしていました。
おそらく雑巾を使った経験もないのでしょう。
その一瞬の仕事ぶりで、私はこの二年目の女は万事がパレートの法則で言う仕事をしない2割の人物であることを確信し、彼女の将来がどのようになるのかを想像出来てしまいました。

仕事の大切さや給料のありがたさ、同僚の支えへの感謝を実感するにはまだしばらく時間のかかる人物だと思うと共に、彼女だけが特別ではなく、これが今の社会が育てた若者なんだと思いました。

私も子を持つ親として、伝わらなくとも伝えていかなければならない責任を感じて2021年の仕事を納めます。