セールス☆ウォーズ~弱虫営業マンの21年戦争

このブログはある企業に勤めるサラリーマンの記録である。社内において全く無名の中年営業マンが、残りのサラリーマン人生を営業に懸けた、血と汗と涙ににじむ日々を余すところなくブログ化したものである。

バイト時代の話

前回、バイトの話を書きましたが、ふとバイトの経験を思い出したので記憶を頼りに書いてみます。

高校生の頃は色々バイトをした。
私の記憶が確かならば、たしか最初のバイトは兄が行っていた工場内軽作業である。
当時空手部に所属していた私も、夏休みや冬休みの長期間の休みは暇である。

高校一年のクリスマスの日だったと思うが、兄がバイト先に都合で行けず、履歴書も何も要らんので代わりに行ってくれとの依頼が入った。
親からも良い小遣い稼ぎになるので行け!と言われ、なんの心の準備もなく、突如人生初のアルバイトに行く事になったのである。

仕事は当時大流行のポータブルカセットプレイヤーの充電器の箱詰め作業であった。

1日のみ(8時間労働)で5000円だった気がする。

最初で最後の職場、初めて会うバイト先の人達とコミュニケーションを取る必要もないだろうという打算より、人見知りな少年期の私はただ黙々と箱詰め作業をしていた。

すると隣では同じ歳位の少年が、パートのおばさん達と楽しそうに話をしながら箱詰め作業をしていた。
人見知りの私はその話を盗み聞きをしていたが、どうやらその少年も空手をしているようで、おばさん達に打ち解けて楽しげに空手を語っていた。

おい、ちょっと待て!私も空手をしているぞ?
なんなら結構詳しいぞ?
私と同じく今日来たばかりのバイトの立場ぽいが、コミュニケーション能力が高いのぉ~‼

私は時計ばかり見て時間の長さを嫌と言うほど感じながら、自身のコミュニケーション能力のなさを思い知ったのである。