昨日12年以上前に同じ職場にいた後輩と飲みました。
当時彼はまだ入社間もなく、22~23歳くらいでした。
その彼が今は37歳。
当時の私の年齢が37歳位でしたので、なんだか感慨深いものがあります。
彼は見た目も若く、爽やか好青年で全然変わらない印象です。
今は既婚でまだ幼い子供を育てている状況。
私達の会社で出世するためには、毎年社内試験を受け、競争に打ち勝ち、日頃の仕事の成果と上司からの評価が必要です。
私も30代までは試験勉強していましたが、40を越えた辺りから諦めました笑。
彼は入社して以来、その試験を一度も通過しておらず、昨年入社したような若手社員と同じ立場です。
10年以上も同じ境遇なら、普通は自分の不遇を会社や仕事のせいにして腐っていてもおかしくないと私は思いました。
しかし話をしていると、意外にも全く腐る事なく、「目標は支社長」だと、目を輝かせて言いました。
彼は見た目通り純粋でした。
彼の何が悪いのかわかりませんが、本当に頑張って欲しい、応援したいと思いました。
その日は4人で飲み、会計は8000円ほどでした。
一番年長は私ですが、お小遣い制度のため、手元に4000円しか有りません。
私はこの純粋な若者に頑張ってもらいたく、手持ちの金4000円を全て支払いました。
給料までまだ日にちがあるので、お小遣い前借りが必要になりましたが、何だか自分も頑張ろうと思いました。